不動産投資の仕組みを初心者向けに図解|投資の種類とリスクも解説
将来のための資産運用として、多くのビジネスパーソンや若い世代に選ばれている「不動産投資」。実際に不動産投資を始めようとお考えの方もいらっしゃると思います。
しかし、そのような方のなかには「仕組みが複雑で難しそう」と感じている方も多いのではないでしょうか。
この記事では、そんな不動産投資の「複雑そう」というイメージを覆すため、その仕組みやお金の流れ、種類、メリット・デメリットなど、不動産投資の基礎について図解を交えながら解説いたします。
不動産投資の
仕組みとお金の流れ
不動産投資の仕組みは、一見すると複雑に見えるかもしれません。しかし、 関わる人や会社とその役割を整理すると、実は意外にシンプルな構造であることがわかります。
まずは、不動産投資の基本的な仕組みについてご紹介していきます。
不動産投資の全体像
不動産投資は主に4者の関係で成り立っています。
① 投資家(あなた)
不動産の所有者「オーナー」です。不動産を購入し、入居者から家賃を受け取ります。
不動産購入の際に金融機関からお金を借りた場合は、ローン返済の義務があります。
② 入居者
投資家(あなた)が所有する物件に住み、その対価として毎月家賃を支払う人です。
入居者がいることで初めて、不動産投資で収益が生まれます。
③ 管理会社
投資家(あなた)が業務の委託をすると、不動産経営の実務を担当します。
具体的には、家賃の集金、入居者からのクレーム対応、退去時の手続き、建物の清掃、入居者の募集など、多岐にわたる業務を担います。
④ 金融機関
銀行など、不動産を購入するための資金を貸してくれる機関です。
金融機関の融資を受けることで、自己資金以上の高額な不動産を購入することができます。
以上が、主に不動産投資に関わる人や会社となります。
投資家(あなた)は不動産のオーナーではありますが、必要に応じて、実務は管理会社に任せることができます。
そのため、本業で忙しい会社員の方でも無理なく不動産経営を行うことが可能となるのです。
【例】不動産投資のお金の流れ
では、実際に毎月どのようにお金が動いて、利益が生まれるのでしょうか?
家賃8万円の物件10室を例に見ていきましょう。
■ 収入 :入居者から +8万円 ×10
■ 支出①:金融機関へ -30万円(ローン返済)
■ 支出②:管理会社へ -4万円(管理費など)
これを計算すると、
【80万円 - 30万円 - 4万円=手元に残る利益 46万円】となります。
実際には、この利益からさらに税金や保険料なども差し引かれますので、あくまで概算として捉えておきましょう。
このように、 不動産投資は、入居者からの家賃収入を元手にしてローンを返済し、資産を形成していくことができるのです。
金融機関へのローン返済は、家賃収入の50%以下、物件の管理費は5%程度を目安にしましょう。
不動産投資の魅力「レバレッジ効果」とは
不動産投資について調べていると、「レバレッジ効果」という言葉を目にすることが多いのではないでしょうか。
レバレッジとは、英語で「てこ」を意味する言葉です。
つまり、不動産投資においては「てこの原理」のように、小さな力(自己資金)で、より大きなもの(高額な不動産という資産)を動かすことができる、ということ。
この「レバレッジ効果」こそ、不動産投資の大きな魅力でもあります。
例えば、本来は300万円しか持っていなくても、金融機関から1,700万円の融資を受けることができれば、2,000万円の不動産を購入することが可能です。
そして、その1,700万円のローン返済は、入居者からの家賃で行います。
この「他者の資金(融資と家賃)」を上手く使うことができる点が、他の投資にはない不動産投資のユニークで強力なメリットとなるのです。
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不動産投資の2つの種類
不動産投資で得られる利益には、大きく分けて「インカムゲイン」と「キャピタルゲイン」の2つの種類があります。
この2つを理解することで、より深く不動産投資の魅力を知ることができます。
インカムゲイン
インカムゲインとは、不動産を持ち続けることで、毎月継続的に得られる収益(家賃収入)のことです。特徴は以下の通りです。
安定しやすい
一度入居者が決まれば、その人が住み続ける限り、毎月決まった家賃が安定的に入ってきます。
日々の価格変動を気にする株式投資と比較して、長期的な見通しが立てやすいのが魅力です。
空室リスク
収入は入居者がいてこそ成り立ちます。入居者がいない空室期間は、家賃収入がゼロになるのです。
一方、ローンの返済や管理費の支払いは続くため赤字のリスクはあると言えます。
このことから、多くの投資家、特に初心者の方は、このインカムゲインで不動産投資を始めます。
安定したキャッシュフロー(手元に残るお金)を生み出せると、将来の私的年金の基盤ともなります。
キャピタルゲイン
キャピタルゲインとは、不動産を購入して、高く売却することです。
例えば、2,000万円で購入した不動産を、数年後に2,5000万円で売却できれば、差額の500万円(税金・経費は除く)が利益となります。特徴は以下の通りです。
利益が大きい
不動産市況が上向くなどの良いタイミングで売却できれば、一度に大きな利益を得られる可能性があります。
専門的な知識が必要
売却価格を予測するには、専門的な知識が不可欠です。
購入時より不動産の価値が下がり、損をしてしまう「キャピタルロス」のリスクもあります。
このように、キャピタルゲインは短期間で大きな利益が得られるメリットがありますが、その分、市況に左右されやすいデメリットもあります。
そのため、まずはインカムゲインで資産を安定的に確保し、その上で将来的なキャピタルゲインも狙えるような、資産価値の落ちにくい不動産を選ぶことがポイントと言えるでしょう。
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不動産投資の
メリット・デメリット
これまで、不動産投資の仕組みについてご紹介してきました。次に押さえておきたいのが、そのメリットとデメリットです。
どのような投資であっても、プラスの側面と注意すべきマイナスの側面が存在します。
メリットだけに注目せず、リスクを正しく理解し、事前に対策を講じること。それこそが、長期的に安定した成功を収めるための鍵となります。
不動産投資を始める7つのメリット
まずは、不動産投資のメリットから見ていきましょう。
① 安定した「家賃収入」
株価のように日々価格が変動する金融商品とは異なり、一度入居者が決まれば毎月安定して家賃が入ってきます。
本業の給与所得とは別の収入の柱ができることは、経済面だけでなく精神的な余裕にも繋がります。
②「生命保険」の代わりになる
不動産投資ローンを組む際には、「団体信用生命保険(団信)」への加入が一般的です。契約者に万が一のことがあっても、保険金でローン残債が完済されます。
団信に加入していると、遺された家族は、借金のない不動産を資産として受け継ぎ、家賃収入を得続けることができます。
③ インフレによる資産目減りを防ぐ
インフレで現金の価値は実質的に下がっても、不動産の価値や家賃は、物価と一緒に上がる傾向にあります。
不動産投資は、インフレへの有効な備え(リスクヘッジ)となるでしょう。
④「節税」の効果が期待できる
不動産所得の確定申告では、様々な費用を経費として計上できます。
不動産の会計上の「赤字」を、会社の給与所得と合算(損益通算)でき、その結果、所得税や住民税が安くなる場合があります。
⑤ 銀行のお金で資産を買う「レバレッジ」
先述した通り、金融機関の融資を利用することで、自己資金だけでは購入できない高額な資産を運用できます。
⑥「相続税」対策になる
現金を相続する場合と比較し、不動産は相続税評価額を低く抑えられる傾向があります。
そうすると結果として、相続税の負担を軽減できる可能性があるのです。
⑦「私的年金」を作れる
現役のうちにローンを完済すると、定年後には家賃収入の大部分が手元に残ります。
これは、公的年金とは別に収入が確保できるため、リタイア後の生活の支えとなるでしょう。
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知っておくべき5つのデメリットと対策
もちろん、不動産投資にも注意すべき点があります。事前にリスクの性質を把握し、適切な対策を講じましょう。
① 空室リスク
入居者が見つからず空室になると、その間の家賃収入はゼロになります。しかし、ローンの返済や管理費の支払いは続くため、期間が長引くと負債を抱えてしまうことも。
その対策として重要なことは、賃貸需要の高いエリア(都心、駅近など)の物件を選ぶこと。
加えて、入居者の募集には力を入れましょう。ご自身で行うのが難しい場合は、管理会社に委託するのがおすすめです。
② 流動性が低い
不動産は、株式のように「売りたい」と思った瞬間に現金化できるわけではありません。売却には数か月かかるのが一般的です。
そのため、長期的な視点で計画を立てることが大切です。これも空室対策と同様に、人気のあるエリアの物件であれば、比較的スムーズに買い手が見つかりやすくなります。
③ 建物の老朽化
建物は経年劣化するため、修繕費用が発生したり、物件の魅力が低下して家賃の下落に繋がったりします。
あらかじめ修繕計画を立てておき、計画的に修繕積立金を用意しておくことが重要になります。適切なリフォームは、資産価値の維持・向上に繋がります。
④ 家賃下落リスク
前述のように建物の老朽化や、周辺の競合物件の増加などの要因によって、将来的に家賃が下落する可能性があります。
不動産の購入前に、人口動態や再開発計画など、そのエリアの将来性をしっかり調査することが重要です。長期的に安定した賃貸需要が見込めるエリアを選びましょう。
⑤ 金利上昇リスク
「変動金利」でローンを組んだ場合、将来金利が上昇すると毎月の返済額が増加し、収支を圧迫する可能性があります。
このリスクを避けるためには、まず「固定金利」のローンを選ぶことが対策として挙げられます。変動金利を選ぶ場合でも、金利が上昇しても収支が赤字にならないか、事前にシミュレーションしておくことが大切です。
不動産投資のリスクについて正しい知識を身に着け、着実に資産を形成しましょう。
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不動産投資の主な種類と特徴
不動産投資には、アパート一棟からマンションの一室まで、様々な種類があります。それぞれに特徴があり、必要な資金額、リスク、期待できるリターンが異なります。
ご自身の目標に最適な選択をするためにも、まずは代表的な物件の種類と、メリット・デメリットをしっかりと押さえましょう。
区分マンション投資
区分マンション投資とは、マンションの一室単位で購入して貸し出す投資方法です。
区分マンション投資のメリット
① 始めやすい
一棟買いに比べ購入価格が安く、少ない自己資金で始めやすい。
② 物件が選びやすい
物件数が豊富で、都心や駅近など資産価値の落ちにくい優良物件を探しやすい。
③ 売りやすい
一室単位のため、他の不動産と比較して万が一の際も売却しやすい。
区分マンション投資のデメリット
① 空室時のリスクが大きい
一部屋しかないため、空室になると家賃収入がゼロになる。
② 自由度が低い
家賃設定やリフォームなど、自身の意向だけでは進められない。
③ リターンの限定性
家賃収入は一部屋分なので、得られるリターンは大きくない。
区分マンション投資は、小額からでもまずは投資を始めてみたいという方や、自己資金があまり多くない場合におすすめです。
一棟アパート・マンション投資
一棟アパート・マンション投資とは、建物一棟をまるごと購入し、複数の部屋を貸し出す方法です。
一棟アパート・マンション投資のメリット
① 収入の安定性
複数戸あるため、一室が空室でも収入がゼロにはならずリスクを分散できる。
② 資産価値が高い
土地も所有することになるため資産評価が高く、金融機関の融資も有利になる可能性がある。
③ 経営の自由度
リノベーションなど、建物全体に関わる経営判断を自分の裁量で行える。
一棟アパート・マンション投資のデメリット
① 初期投資が高額になる
購入価格が区分より高額で、返済額も大きくなりやすい。
② 管理の手間とコスト
建物全体の維持管理に費用と手間がかかる。
③ 売却が難しいことも
一棟のアパートやマンションは高額な取引になるため、買い手がつきにくい。
一棟アパート・マンション投資は、 区分マンション投資より難易度は高いですが、その分大きなリターンを狙うことができます。より不動産投資を本格的に展開したい方におすすめです。
戸建て投資
戸建て投資とは、一戸建ての住宅を購入し、貸し出す方法です。主な入居者としてファミリー層となるため、都心部よりも郊外の物件が中心となります。
戸建て投資のメリット
① 長期入居による安定性
ファミリー層は一度入居すると、長期間住んでくれる傾向があるため安定収入が期待できる。
② 利回りが比較的高い
共用部の管理や修繕費などのランニングコストが抑えやすく、初期費用も一棟投資と比べて安くなりやすい。
③ 競合が少ない
戸建ての賃貸住宅は、アパート・マンションより物件数が少ないため競合も少ない。
戸建て投資のデメリット
① 修繕費が高額になりやすい
外壁や屋根など、一度の修繕費が集合住宅より高額になる可能性がある。
② 限定的なターゲット層
入居者が主にファミリー層になるため、単身者向けより入居者が探しにくい場合がある。
③ 売却の難易度が高い
買い手が限定されるため、区分マンションよりも売却に時間がかかる可能性がある。
戸建て投資は、長期的な視点で安定運用を目指したい方や、将来的にご自身が住む、あるいは実需として売却することも視野に入れている方に適しています。
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不動産投資で
成功しやすい人の特徴
不動産投資の成否は、収入や自己資金の額ですべてが決まるわけではありません。
ここでは、どのような方が不動産投資で成功しやすいのか、収入など属性以外の特徴についてご紹介いたします。
長期的な視点で物事を考える
不動産投資は、5年、10年とかけて資産を形成していくものです。
そのため、短期的な利益や、一時的な空室にとらわれるのでなく、長期的なゴールを見据えて、じっくりと取り組める人が成功を掴みやすいでしょう。
冷静な判断をする
不動産投資は、法律や税金など専門的な知識が必要な分野です。始めたばかりですべてを自身で判断しようとすると、かえってリスクが高まってしまうかもしれません。
信頼できる専門家の意見を聞き、客観的な情報を適切な判断に活かしましょう。
自身の判断基準を持つ
条件の良い物件は、他のオーナー様にとっても魅力的な物件です。そのため、優良物件は公開されるとすぐに買い手が見つかる可能性があります。
もちろん、不動産は高額なため慎重な判断は不可欠です。
だからこそ、あらかじめ「自分はどのような物件なら購入するか」といった判断基準をしっかり持っておき、チャンスを逃さないよう決断をしましょう。
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まとめ
本記事では、不動産投資の基本的な仕組みや種類から、そのメリット・デメリット、成功しやすい人の特徴までご紹介いたしました。
不動産投資は、家賃収入を元手にローン返済や経費の支払いを行い、資産を形成していきます。正しい知識を身につけ、適切に運用することで、将来を支える心強い収入源となるのです。
不動産投資に関するご不安がございましたら、「日本不動産投資パートナーズ」にご相談ください。
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